今年の夏は「10年に一度の猛暑」と言われるほどの暑さだそうです。

お肌の大敵、紫外線が気になります。

日焼けは避けたいけど、紫外線吸収剤で肌に負担をかけるのも嫌。

そんなジレンマに悩まされている方も多いのではないでしょうか？

肌に優しいミネラルファンデーションには、紫外線散乱効果があります。

紫外線吸収剤とは違い、敏感肌やアレルギーの方にも安心な天然の日焼け止めなのです。

紫外線散乱効果の原理

ミネラルファンデーションの紫外線散乱効果は、主に酸化チタン（TiO2）と酸化亜鉛（ZnO）の働きによります。これらの成分は、紫外線を物理的に反射・散乱する能力を持っています。

酸化チタン
・酸化チタンは、紫外線（UV-AおよびUV-B）の幅広い範囲を効果的に遮断します。
・粒子が非常に小さいため、肌に塗布すると透明に近くなり、白浮きしにくいという特徴があります。
・紫外線散乱に加えて、光安定性が高いため、長時間の紫外線防御効果が期待できます。

酸化亜鉛
・酸化亜鉛も紫外線散乱効果があり、特にUV-Bを効果的に防ぎます。
・皮膚への刺激が少なく、抗炎症作用もあるため、敏感肌用の製品に多く使用されます。
・皮脂の吸収や抗菌作用も持っているため、ニキビ肌にも適しています。

効果的な紫外線対策には「多め」を心がけて

紫外線散乱は、ミネラルファンデーションの粒子が光（紫外線）を物理的に反射または拡散させることで実現されます。これにより、紫外線が肌に直接到達するのを防ぎます。

「物理的」ということは、ファンデーションを多くつけるとその分効果が高まるということ。

いつもより多く重ねてメイクすることをおすすめします。

UVカット効果がある下地や仕上げ用パウダーを使うと、より強固にプロテクト出来ます。

忘れてはいけないのは、保湿。

メイク前にはしっかり保湿してくださいね。

長時間外出する場合や汗をかく季節には、こまめにパウダーをつけ直すことで、持続的な効果が期待できます。

肌を守るミネラルファンデーションのメリット

ミネラルファンデーションの紫外線散乱効果には、多くのメリットがあります。

①紫外線防御

　　化学的な紫外線吸収剤を使わずに、物理的に紫外線を防ぐことができます。

②肌への優しさ

　　天然成分を使用しているため、敏感肌やアレルギーを持つ人にも適しています。

③マルチファンクション

　　紫外線防御に加え、皮脂のコントロールや抗菌作用などの効果も期待できます。

ハワイでは、海の環境破壊を防ぐため、2つの紫外線吸収剤が禁止成分となりました。

環境もさることながら、肌の上で起こる化学反応も避けたいことです。