函館の七夕は大イベント

今日は、七夕です。

愛し合う織姫と彦星が、一年に一回だけ、天の川を挟んで会える日。

そして、私たちは願い事を書いた短冊を、「願いが叶いますように」と思いを込めて

そっと笹の葉に吊るします。

なんともロマンティックなイメージの七夕ですが

北海道の七夕には、子供たちが楽しみにしている、賑やかな風習があります。

今は、その風習がなくなってしまったところが多いのですが

ここ函館では、今も盛大に行われています。

七夕は子供たちのお楽しみ

夕方、浴衣を着た子供たちが、近所の家を一軒一軒訪ね

ドアを開けて、大合唱します。

「♪竹～に短冊、七夕まつり、大いに祝おう、ロウソク一本ちょうだいな♪」

歌い終わると、そのお家の方が子供たちにお菓子をくださいます。

まるでハロウィンみたい。

歌のとおり、昔はロウソクでしたが、今はお菓子に変わりました。

私が子供の頃は、片手に、ロウソクを灯した小さな提灯（七夕用で笹が描かれていたような？）、

もう片方の手には、お菓子とロウソクを入れる袋を、持って歩いていました。

危ないので、提灯は禁止になったのでしょうか。

訪ねるのは、「笹飾りのある家や商店だけにしましょう」など、

以前はなかった、少し残念な気分になるルールが出来たようですが

昔も今も変わらず、子供がとっても楽しみにしている素敵な風習。

いつまでも、続いてほしいです。